本人の大学が一流校だけに、大学から離れてしまっては企業というものから遠ざかってしまうのではないかと。
1年間の奨学金なので、もし1年で修士課程を終えられなければ(単位制ですから1年~2年でハッキリ断定できません)、中途半端で帰ってきて、就職の道(彼の言うのは一流企業への道)がとざされるのではないかという不安。
両親も留学に反対している…まったくもう、冒険心とかチャレンジ精神というのがないのでしょうか。
1年たてばアメリカで別の奨学金をトライすればよし、1年分の300万円ぐらいなら親に泣きつくか、親に保証人になってもらって借りればよし、それがダメなら日本へ1年帰国して働いてお金を貯めて戻ればよし、いろいろ方法は考えられます。
休学中は授業料を払わなくてかまわないのですから、もっと図太くかまえればいいのに、本入いわく、「企業には年齢制限があるし、国家試験もしかり。
修士号にあまりに手間どっては将来にキズがつくということになります。
これはある一流大学K大の4年生。
父親はたまたま私の知り合いでもあり、留学のことをよく知っています。
小学校からのエスカレーター式の学校だったので、一流大学といえども勉強をキチンとしているという形跡まるでナシ。
父親は、人生は長い、アメリカへ行って勉強するべしという意見。
母親は、「とんでもない。
就職が……」のはざまで迷いに迷い、ゼミの先生に相談したら、「どこに就職したいのか?」「一応、○○商事か××物産です」「ふーん、それでは僕の推薦状と君の経歴と君のお父さんの名刺(ちょっと世に知られた人)をもって行けばまず間違いなく入社できるだろう。
ただし、10年後には(オマエの成績じゃ)北海道でカニ売ってるよ(○○商事にはK大出なんてウジャウジャいるんだから)。
まあ、それが僕の答えだ、あとは自分で考えなさい」とのこと。
本人は、あわてて私のところへやってきました。
彼は田舎の大学院で2年間勉強をし、勿論、英語力をつけただけではなく価値観の違う世界を見、人生も学んで帰国し、一流商社に就職したのです。
同じ商社に入るのに2年遅れて損ではないかという見方もあるでしょうが、本人の中身はずいぶん違います。
英語力や経営学の知識や、その他多くの知識ということもありますが、自分自身の生き方や物の見方の多様性や、自分のハッピーなあり方を考える方法などとてもとても違うのです。
バブルの時代、企業はたくさんの人を雇いました。
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